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資金調達番組 日本とアメリカ

一昔前に人気を博した”マネーの虎”という日本のTV番組では、出資してもらいたい様々なジャンルの起業家たちが強面の投資家から厳しい指摘を受けつつ、出資を要請するというものでした。今から約10年前の古い番組なので、投資家がリサイクル大手事業の社長だったりと、現在個人でネット売買が盛況なので多少時代の移り変わりを感じたりしますが、興味深い内容となっています。今では動画視聴サイトで過去番組をみることができます。

例えば出資に当たりアイデアと事業計画書(アイデアだけなのもある)を投資家達に見てもらうのですが、この時点で多くの起業家達は辛口の評価を下します。これが罵倒など伴うシーンもあり、それだけ投資家も本気なのでしょうが、いかにも日本的な部分が感じられる内容でした。出資する、しないはビジネス判断であって感情が伴うことがあってはいけないと思うのですが、どうも熱くなってしまうようです。

同じような番組に”エジソンの卵”というアメリカの番組がありますが、これはハードウェアに限定しています。なので起業家達はまずプロトタイプを持ってきて投資家達にみてもらうわけです。興味深いのは起業家はほぼ二人一組だったこと、また判断する投資家達も何段階にも分けた実証テストと、うまく事業化するにはどうすべきか様々なスペシャリストのアドバイスも得て協力していくことです。

流れとして4組の候補があり、先ず事業化したい製品のアピールと出資希望額を伝えます。その後プロトタイプをテストし、ここで一組落とされます。

次に最も厳しい判定者、消費者達にプロトタイプを見てもらい、さらに一組落とされます。

最後にその事業のエキスパート達を読んで製品をチェックしてもらい、問題点を洗い出します。ここで最後の判断が下され、最後に一組残ります。ここで投資家と企業家達の間で交渉が行われ、双方納得できたら成立といった流れです。

かつて成功していた日本のマネーの虎たちも、今では事業破産や会社倒産の憂き目にあっている人たちがいるのは、事業を継続させるのが生き馬の目を抜くように難しい例ともいえますが、成功した自身の目だけでなく、様々な観点から多角的に判断していくことは複雑化した経済社会において留意すべき点ともいえる証拠なのかもしれません。

ただマネーの虎は純粋に多くの起業家にチャンスを与える投資経済番組ではなく、どうもTV制作側がわざと投資家が怒る起業家達を集めて、そのシーンをCMで流して視聴者を獲得する、といった意図があるようにもみえますが。。

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