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Google 音声AIが人間らしい会話を

北米時間5月9日,毎年恒例となっているGoogle主催の開発者向けイベント「Google I/O 2018」が,米国・パロアルトで開幕した。初日に行われた基調講演では,開発中の次期Android OSである「Android P」の説明に加えて,Googleが展開するさまざまなサービスの新情報が明らかになった。
本稿では,講演の概要を簡単にまとめてみよう。

Googleアシスタントは,より自然な対話ができるように

GoogleでAIを使ったサービスと言えば,音声アシスタント機能「Googleアシスタント」も忘れてはいけない。2016年のGoogle I/Oで発表された機能だが,スマートフォンやスマートスピーカーなど,すでに5億台もの対応端末があるそうだ。車載機器の分野でも,自動車メーカーなどの40のブランドでGoogleアシスタント対応機器が販売されているという。
そんなGoogleアシスタントには,アップデートで新たに6種類の声が追加されるとのこと。さらに2018年後半には,ミュージシャンのJohn Legend(ジョン・レジェンド)氏の声も加わるそうだ。ただし,基本的には英語版の話で,日本語版がどうなるかは分からない。

また,将来のGoogleアシスタントでは,より自然な会話が可能になるという。ここで言う自然な会話のポイントは,会話の継続性にある。現在のGoogleアシスタントは,1つの質問や命令をするごとに「OK, Google」とウェイクワードを言わなければならなかった。しかし,数週間以内に提供予定のアップデート後は,ウェイクワードが必要なのは最初の1回だけになり,それ以降はウェイクワードなしでユーザーとGoogleアシスタントの音声によるやり取りが行えるようになるという。

改良後のGoogleアシスタントを使った会話の例。右揃えで並んだ灰色のフキダシがユーザーの音声命令で,左揃えの白いフキダシがGoogleアシスタントの音声による応答を示す。最初に「Hey, Google」と声をかけているが,それ以降は,ウェイクワードを入れることなく連続して会話が続いている
次期OS「Android P」は,AIを使ったサービスやアプリを大幅に拡充。Google I/O基調講演レポート

さらに,アップデート後のGoogleアシスタントでは,複数の命令を「and」でつないだ会話文に対応可能となるそうだ。たとえば,「(テレビで)スポーツの試合をつけて,コーヒーメーカーでコーヒーを作って」という文には,2つの命令が含まれている。Googleアシスタントは,この命令をそれぞれ認識し,テレビをつけてチャンネルを変え,コーヒーメーカーのスイッチをオンにするといった動作を,1度の命令で行えるようになるわけだ。

「and」でつながった2つの命令を認識して,Googleアシスタントが適切に応える様子のイメージスライド
次期OS「Android P」は,AIを使ったサービスやアプリを大幅に拡充。Google I/O基調講演レポート

 

次期OS「Android P」は,AIを使ったサービスやアプリを大幅に拡充。Google I/O基調講演レポート

さて,今回の基調講演で最も驚かされのは,Googleアシスタントによる音声通話での予約機能だ。米国でも多くの中小店舗がオンライン予約に対応しておらず,電話での予約が必要ということで提供する機能であるという。
基調講演で披露されたデモはこういうものだ。まず,Googleアシスタントに対して,「火曜日の午前10時から12時の間にヘアカットの予約を取って」と指示する。すると,Googleアシスタントが自動でヘアサロンに電話をかけた。通話相手は,ヘアサロンのリアルな店員だ。英語での会話を翻訳してみるとこうなる。

  • Googleアシスタント「12時に予約したい」
  • 店員「12時は一杯です。近いのは13時15分です」
  • Googleアシスタント「10時から12時で空いてませんか?」
  • 店員「サービスに寄りますが」
  • Googleアシスタント「ヘアカットだけです」
  • 店員「それなら,10時から大丈夫です」
  • Googleアシスタント「それで結構です」
  • 店員「お名前は?」
  • Googleアシスタント「リサです」

こんな会話を,実に自然な口調で,しかもGoogleアシスタントが途中に相づちを挟んだりしながら行うのだ。通話相手が,Googleアシスタントの言ったことを理解せず,間違った応答をしたときもきちんと訂正するといった具合で,会話は自然でなめらか。このデモを聞いた限りでは,AIが会話をしているとは気付かないだろう。この技術は「Google Duplex」と呼ばれているそうだ。
下に基調講演でのデモを記録したGoogle公式の動画を掲載しておくので,ぜひチェックしてほしい。(4gamer)

 

日本でも多くの中小店舗はオンライン予約に対応していないので、電話対応が基本となっているので日本語対応もできればかなり高い需要が見込まれると思われます。ただし日本語は難しいらしくWatsonのAI音声もまだまだこれからのようです。

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