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イタリアのスタートアップは、カプセルホテルでヨーロッパ制覇の夢をみる

実のところ、空港をよく利用する人の心を支配しているのは、空を飛ぶことの恐怖よりもむしろ、乗り換えのときのくたびれるくらい長い待ち時間や、直前になってフライトが遅延することの不便さだ。さらにいえば、フライトがキャンセルになって、ゲートの窮屈なベンチで消えることのないネオンライトの下で眠れない夜を過ごすのを強いられることだ。どんな航空会社のV.I.P.ラウンジだろうが、快適に時間を潰せるのはせいぜい何時間かまでだ。

しかし、ミラノ・マルペンサ空港には、騒音を離れて快適に眠るための経済的なシステムが登場した。それが、「Zzzleepandgo」だ。

3平方メートルの個室で、Wi-Fi、スマートフォンやPCを充電するための電源、さまざまなエンターテインメントコンテンツが収められたタブレット、仕事机、目覚ましアラームを設定できるフライト表、自動で開閉可能な屋根、ドキュメントスキャナーを備えている、それらより何より、アナウンスから離れ完全なプライヴァシーのなかで休めるベッドがある。

このZzzleepandgoの“ミニラウンジ”の予約は、サイトからすぐにできる。価格は1晩34ユーロ(約4,200円)〜、1時間あたり9ユーロ〜だ。割り当てられた個室の前のディスプレイでチェックインを行って自分のスペースに潜り込むわけだが、チェックイン/チェックアウトのみならず、清掃プロセスにおいても、ロール式のベッド交換システムなどを導入し、人手をさほどわずらわせることなく済むという。

この個室を発明したのは、3人の若者マッテーオ・デスタンティーニ、ニコラス・モントナーティ、アルベルト・ポルツィオだ。イタリア・ヴァレーゼ発の彼らのスタートアップ誕生の最初から彼らのことを見守ってきた開発者アンジェロ・インクビーノも一緒だ。すべては、2015年、ヴァレーゼ県カステッランツァの大学LIUC(カルロ・カッターネオ自由大学)の新たなイノヴェイション企業のインキュベイションプロフラム「スマート・アップ」から始まった。

最初のモジュールは、ベルガモのオリオ・アル・セリオ空港に設置されれた。そして約365日で3,000人の利用者を迎え入れた。「需要は増え続けています」と、マッテーオ・デスタンティーニは説明する。「マルペンサ空港ののち、わたしたちはいま、イタリアの2つの大空港と交渉しています。そして、この活動に加えて、わたしたちはカプセルホテルのプロジェクトを完成させようとしています。まずはミラノの中心部に、そして、ヨーロッパの他の主要都市に進出します」

新しいローコストなリラックスの体験を試したい人のために、モジュールはターミナル1の出発エリアのゲート12に置かれ、すでに稼働中だ。(WIRED)

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