menu

仏政府、「田舎の音や香り」を法律で保護へ おんどりの鳴き声や牛の臭い

フランス政府がこのほど、田舎にまつわる音や臭いを「田舎の感覚遺産」として認定する見通しとなった。おんどりの鳴き声や牛ふんの臭いなどに対する訴訟が相次ぐ中、そうした動きに終止符を打つのが狙いだ。

 中道派のピエール・モレール・ア・ルイシエール議員が提出した法案は、与野党議員が出席した下院・文化委員会で満場一致で可決された。

 同議員は仏紙フィガロに対し、法律が成立すれば、「プロバンス地方のセミの鳴き声や(南西部)エロー県のブドウ汁の香りなど、国内各地の特有の音や香り」をリスト化することができると説明。「これまで懸念があった地域は、遺産リストにそれら(地域特有の音や香り)を加えるだけで、今後保護されるようになる」と述べた。

 新たな法律では「田舎の感覚遺産リストに加わった音や香りは、近所迷惑とは見なされなくなる」という。

 法案は、平穏と静けさが妨害されていると主張する、地方の住民による訴訟が相次いだことを受けて提出された。

 最も注目を集めたのは、西部沖のオレロン島で飼育されているおんどり「モーリス」に対する訴訟だった。モーリスの夜明けの鳴き声が睡眠妨害に当たるとして、近隣住民が飼い主を訴えたのだ。

 この訴訟は大きな話題となり、モーリスの表現の自由を支持する16万人分の署名が集まった。モーリスは「妨害行為の証拠が提出されていない」として無罪となった。

 ある村に越してきた住民のグループが、近隣で牛80頭を飼育する計画を立てた農家を訴えた事例もある。臭いがきつく、ハエがたかるというのだ。

 東部コルマール市では住民18人が市長に対し、日曜日のミサで鳴る鐘の音を小さくしなければ提訴すると抗議した。

 さらに、ドルドーニュ県に住む夫妻は、カエルが求愛する鳴き声が田舎の静けさを台無しにしているという近隣住民からの苦情により、所有する池の水を抜くよう命じられた。

「こういった田舎の遺産を保護しなければ、少しずつ衰退を招いていただろう」とルイシエール議員は話す。

 法案は下院を通過後、近く上院に送られる予定。AFPBB News

iPhone8物販 中国アリババで購入してアマゾンで売る

関連記事

  1. シンガポールに集まる富裕層の「節税事情」を解説!…

    シンガポールには、有名な大富豪がたくさん住んでいます。例えば、世界的にその名…

  2. 技術系ベンチャーは中国が一番

    世界各国のスタートアップ企業が1億円の出資を目指して競うイベント「Start…

  3. ai_smallstart

    【AI活用サービス6選】音声・画像認識から文章生…

    昨今、ニュースなどで「AI」というワードを聞かない日はほとんどありません。…

  4. 中国企業の「日本製」

    日中関係に改善が見られる中、その恩恵を受けているメーカーは中国には太刀打ちで…

  5. IOT-AI

    目指すは「AI/IoTの街」―― 柏の葉IoTビ…

    日本におけるスマートシティの先駆けである「柏の葉スマートシティ」(千…

  6. ベトナムのお給料事情

    ベトナムで働く日本人は大きく分けて、日本の会社から派遣されて駐在員として働く…

  7. デルが女性起業家支援をはじめて8年 状況は変わ…

    シリコンバレーの女性起業家はセクハラのリスクと戦っているDell…

  8. rebuild

    「代替わり」こそ衰退産業を復活させる好機だ

    「長野県に家族5人で移住して、新しい気持ちでシンプルな暮らしをしたい」…

暗号通貨相場


最近の記事

  1. 登録されている記事はございません。

暗号通貨

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

為替コンバータ

ブログ更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。アドレスは管理人でも知られません。

PAGE TOP