menu

地元の個人商店を支援する「スモール・ビジネス・サタデー」

<米国と英国では、小規模の事業を支援する「スモール・ビジネス・サタデー」も広がりを見せており、行政が特別措置を導入して後押しをしているケースもある>

「ブラック・フライデー」と「サイバー・マンデー」に挟まれた土曜日

日本でも「ブラック・フライデー」や「サイバー・マンデー」がかなり浸透してきたが、米国と英国では、小規模の事業を支援する「スモール・ビジネス・サタデー」も広がりを見せており、行政が特別措置を導入して後押しをしているケースもある。

「ブラック・フライデー」とはご存知の通り、感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日(今年は11月30日)から始まるクリスマス・セールだ。「サイバーマンデー」は感謝祭後の月曜日(今年は12月2日)で、この月曜日にはオンライン・ショッピングをする人が増え、オンライン店舗の売り上げが突出するからだと言われている。

米国では2010年以降、この2つの日に挟まれた真ん中の土曜日を「スモール・ビジネス・サタデー」として、独立系の小規模小売店(サービス業も含む)がセールを行い、こうした店での買い物を推奨する動きがある。

日本でも、大型スーパーやデパートの進出により、個人経営の小売店が立ち行かなくなってしまう問題があるが、米国でも同じだ。そのため、個人経営などの小売店で買い物をすることで、地域に密着した小規模事業を守っていこうというのが「スモール・ビジネス・サタデー」だ。

米経済専門局CNBCによると、2018年には1億400万人が「スモール・ビジネス・サタデー」当日に独立系の小売店で買い物をしたり飲食店を利用したりし、178億ドル(約2兆円弱)を消費した。

ニューメキシコでは小規模店での買い物が免税に

「スモール・ビジネス・サタデー」はもともと、クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレスが2010年、リーマンショックからの立ち直りを支援することを目指してスタートしたイニシアチブだった。小規模企業を支援するこの動きに賛同した米上院は翌2011年、正式にこの日を「スモール・ビジネス・サタデー」と定めることを全会一致で可決した(米連邦議会の立法情報データベース)。

こうしたこともあってか、行政がこのイベントを優遇して小規模企業の売り上げ増を後押ししている地域もある。

例えばニューメキシコ州の税務当局は、11月30日午前0:01〜0:00まで、従業員が10人以下かつ主な営業拠点が同州内にある事業に対し、衣類や書籍、楽器、家具、ゲームなど幅広い品目について総収入税を免除すると発表した。

総収入税は事業に対する課税だが、同税務当局によると、これは通常、商品代金に上乗せするなどして購入者に転嫁されている。つまりこの措置により、小規模事業者は「スモールビジネス・サタデー」の日には免税額で販売できることになると同税務当局は説明している。

またペンシルベニア州第2の都市ピッツバーグでは、ピッツバーグ商工会議所が買い物客に対し「買い物パスポート」を発行。「スモール・ビジネス・サタデー」に参加している10店舗へ行きパスポートに印をつけてもらえば、抽選で賞品をプレゼントするイベントを行った(KOAMニュース)。

一方で、さまざまな店が立ち並ぶピッツバーグの「ストリップ地区」では、駐車場管理当局が駐車料金を無料にして買い物客を優遇した(ピッツバーグ・カラント)。

なお英国では、「スモール・ビジネス・サタデー」は2013年に始まった。米国とは異なり、12月最初の土曜日(今年は12月7日)に設定されている。専用のウェブサイトは「スモール・ビジネス・サタデー」について、消費者に「地元での買い物」や「自分が住む地域にある小規模企業の支援」を奨励する、草の根の非営利活動だと説明している。2018年の「スモール・ビジネス・サタデー」には、8億1200万ポンド(約1150億円)が消費されたという。(Newsweek

iPhoneはどこで買えば安いか

gig economy_teleworkテレワーク、本当に導入しないままでいいですか?

関連記事

  1. 北海道経済、ロシアとの交流で活性化できる

    サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに参加した北海道の高橋はるみ知…

  2. 日本のイノベーターを育成!経済産業省主催「始動 …

    「始動 Next Innovator 2017」は、企業・研究機関・自治体等…

  3. 経験と勘の漁業 進化

    直面する課題と技術、仕組みが結び付き、新しい価値を生む。イノベーションの端緒…

  4. israelstartup

    イスラエスから学ぶ、ビジネスを成功へ導く3つの「…

    過去最多の日本人ビジネスマンがイスラエルを訪問まずは、2017年を振…

  5. workstyle

    フランスから見た、日本の働き方改革に足りない視点…

    100年以上も続く、日本の働き方改革。その動きが活発化してきたことは歓迎しま…

  6. asean-aec

    成長するASEAN

    東南アジア諸国連合(ASEAN)の誕生から半世紀が過ぎた。中間層の急拡大で人…

  7. 「クール・タイ」起業家底上げ タイ文化で商品価値…

    タイ商工会議所が「クール・タイ」プログラムを始めた。創造性豊かな商品やサービ…

  8. 猛スピードで3兆円企業に!異色のCEOが導くAi…

    この夏アメリカで、白人優越主義者による騒動が起こった際、Airbnbが取った…

暗号通貨相場


最近の記事

  1. 登録されている記事はございません。

暗号通貨

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

為替情報

為替コンバータ

ブログ更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。アドレスは管理人でも知られません。

PAGE TOP