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米国で人気のキャッシュバック付きネットショップが日本上陸

世界のEコマース(EC)市場で注目される「Dubli.com(デュブリドットコム)」が日本でも利用できるようになった。グローバル・キャッシュバックサイトとしての成長の裏には、カスタマーエクスペリエンスの追求があるという。

 世界中の多様なショッピングサイト(ストア)と提携している、グローバル・キャッシュバックサイト「Dubli.com」の日本での事業が動きだした。サービスのポイントは、消費者とストアが共にメリットを得られる独創的なビジネスモデルにある。消費者はDubli.comのサイトで簡単に会員登録することができる。

会員の種別には大きく分けて二つあり、無料で登録するベーシック会員と年会費99ドルのVIP会員である。VIP会員になると、さまざまなサービスや特典と一緒に、より多くのキャッシュバックをより早く受け取ることができる。

会員がDubli.comを経由して提携ストアでショッピングをすれば、キャッシュバックやクーポン、割引、送料無料を含むさまざまな特典が提供されるという仕組み。

一方、提携するストアは世界120カ国以上にアクティブな会員がいるDubli.comからの送客が期待できる。その上商品が購入されて初めて手数料が発生するため、ストア側にとっては効果的かつ効率的なマーケティングが実現。Dubli.comに支払う手数料の一部が、会員へのキャッシュバックに充てられる。

注力する
カスタマーエクスペリエンス

モバイルで利用しやすいデザインを採用していることはもちろん、会員がログインした地域により適切なストアのみの表示やパーソナライズ化などカスタマーエクスペリエンスが考慮されているモバイルで利用しやすいデザインを採用していることはもちろん、会員がログインした地域により適切なストアのみの表示やパーソナライズ化などカスタマーエクスペリエンスが考慮されている

「会員はオンラインでの購買意欲が高く、キャッシュバックを通してうまく節約しながらオンラインショッピングを日常的に楽しんでいます。こうした会員は欧米など世界120カ国以上に広がっており、海外を含めたさまざまなストアでの買い物を楽しんでいます」と語るのは、Dubli.comを展開するOminto(オミント)社の創設者、マイケル・ハンセンCEOである。

しかも、Dubli.comでは、提携ストアはいずれも、同社の厳しい審査基準をクリアしており、会員は「買ったものが届かない」といったトラブルを回避することができる。

また、Dubli.comが世界中で会員を獲得できた大きな理由は、優れたカスタマーエクスペリエンスによるところも大きい。移り気でわがままな消費者を引き付けるためには、使い勝手の良さは欠かせない条件だ。Dubli.comにおけるカスタマーエクスペリエンスへのこだわりについて、ハンセンCEOは次のように語る。

「Dubli.comは一つのグローバルサイトであり、日本語を含む10カ国語で利用することができます。IP識別により会員が当サイトにアクセスした国にあるストアやその国に配送可能なストアが表示されます。

さらにログインした国の嗜好に合わせた商品を表示することも可能です。また、買い物の履歴が蓄積されるとともに、個々の会員がより快適に利用できるよう画面がパーソナライズされます。

強みであるテクノロジーを生かし、当社のミッションとして日々カスタマーエクスペリエンスを進化させています」

日本ではグローバル・キャッシュバックサイトは類を見ないが、ポイントサイトと比較しても、こうしたパーソナライズ化などカスタマーエクスペリエンスが考慮されている例は珍しいといえるだろう。

グローバル規模で
安心のショッピング体験

有料制のVIPラウンジでは、個別にカスタマイズされたお得な割引率やキャッシュバック率が提示される有料制のVIPラウンジでは、個別にカスタマイズされたお得な割引率やキャッシュバック率が提示される

グローバルなショッピング体験をサポートし、しかもキャッシュバックやクーポンなどが提供されるサービス。日本人にとってはまだなじみの薄いサービスだが、日本市場に進出を決めた理由について、ハンセンCEOはこう説明する。

「日本の消費者はオンライン志向が強く、オンラインショッピングが生活の一部になっています。日本市場への進出は自然な流れでした。しかも、最近は海外ショッピングへの関心も高まっています。ただ、海外サイトでの買い物に不安を感じる消費者も多いかもしれません。当サイトを活用すれば、その不安を払拭することができます」

グローバル規模での展開は、Dubli.comの大きな差別化ポイントだ。このことは国内の消費者にショッピングの機会を広げるだけでなく、日本のEC事業者にとってのビジネスチャンスの拡大をも意味する。自社ショッピングサイトをDubli.comと連携させれば、購買意欲が高い海外の多くの会員にアクセスすることができるからだ。

中長期的な視野で
日本市場を切り開く

米国からスタートしたグローバル・キャッシュバックサイト「DubLi.com」は、現在10カ国語で利用され、会員は世界120カ国以上に広がる米国からスタートしたグローバル・キャッシュバックサイト「Dubli.com」は、現在10ヵ国語で利用され、会員は世界120ヵ国以上に広がる

ハンセンCEOは「日本のEC市場でキャッシュバックサービスを定着させ、日本においてもキャッシュバックといえばDubli.comといわれるような存在になりたい」と意欲を語る。

ハンセンCEOが言うように、同社のビジネスを成長させるためには、まずキャッシュバックという概念を広く知ってもらう必要がある。

「キャッシュバックという概念は、日本でまだ十分浸透しているとはいえません。このようなサービスが理解され根付くまでには、他国よりも少し時間がかかることが予想されます。しかし、それ以外については、日本と他の市場に違いがあるとは思いません。いったんDubli.comを理解していただければ、大いに活用してもらえると考えています」

日本の消費者にとってなじみがあるのはポイントサイトだ。ただ、何年も使われないケースも多いポイントと比べれば、消費者にとってキャッシュバックのメリットは明らかだろう。

Dubli.comの場合、買い物の60日後(VIP会員は45日後)にキャッシュバックを受け取ることができる。そのメリットを評価するスマートな消費者を中心に、Dubli.comは会員獲得に向けた活動を本格化させている。もちろん、各種ショッピングサイトとのパートナーシップ構築に向けた取り組みも同様である。

今後、日本市場にキャッシュバックサービスが根付くのか、Dubli.comの挑戦が始まっている。(Diamond Online)

 

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