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【税とビジネス】現金は化けているーー現金の流れと儲けを考える

現金は化けているーー現金の流れと儲けを考える

決算上のプロフィット・アンド・ロス(損益計算書)ではビジネスが利益を上げているのに、あまり現金がなく本当に儲かっているのか、という経験をしたビジネス・オーナーの方も多いかと思います。

ビジネスの利益は会計のルールに従って、売り上げや費用があり結果として幾ら儲かったかをはじき出します。現金がどれだけ入って出ていったか(キャッシュ・フロー)ではありません。この利益は実際の現金の動きと異なることがほとんどです。必ずしも「出て行った現金=費用」ではなく、費やした現金が費用でない物に化けているからです。では、なぜこのようなことが起こるのか下記で解説します。

不動産・車などの資産に費やした

この場合、これらの本体価格分の現金が飛びます。しかし、会計上は数年にわたり費用として計上し、費やしたお金の方が費用として計上する額より大きくなる状態(減価償却)になります。

ローンの支払いがある

ローンでビジネスや車を買う場合、ローンの支払い金額自体は費用ではありません。ビジネスをローンや分割払いで購入する人は返済するまで、資金繰りが苦しくなるのはこのためです。

現金払いではない

売り上げが掛け払い(一定期間内に顧客に払ってもらう)、仕入れが掛け払い(一定期間内に支払う)の場合は、実際に売り上げや費用を計上するのは請求書を出した時ですが、現金の入出は数週間~数カ月後となります。この売り上げや費用の計上のタイミングで収益と現金の額に違いが生まれます。つまり、売り上げをなかなか回収できないと資金繰りが悪くなります。逆に支払いを期限ギリギリまで遅らせることで資金繰りを良くします。

オーナー自身がお金を取り過ぎ

現金があるからといって自分が儲かっていると錯覚し、ビジネスのお金を使う人がいます。しかし、ビジネスのお金は将来のGST(消費税)やインカム・タックス(税金)、サプライヤーへの支払いなどをまだ支払っていないだけ、というケースがあります。このお金を先にオーナーが使ってしまった場合は、当然現金だけが減ります。オーナー自身が引き出したお金自体は経費にはなりません。これが豪州のスモール・ビジネスで一番起こりやすいケースです。

このようにビジネスを営むに当たり、自分が幾ら儲かっているのか、それと同時に現金の流れがどうなっているのか、何かあった時に支払う現金は確保しているか、といったキャッシュ・フローも意識することが大切です。(NichiGoPress)

 

 

 

 

長野の製造業、ベトナム人活用広がる 現地事業に生かす

豪州不動産事情

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