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食料の無駄 南米では50%以上に

国連食糧農業機関(FAO)ブラジル事務所のデータによると、南米では食料の28%が農業生産の過程で失われており、さらに消費者の家庭に届いた後に28%が廃棄されている。FAOによると、全世界では年間に13億トンの食糧が廃棄されている一方で、7億9500万人が飢えているという。ブラジルの食料連鎖全体における損失に関するデータはまだ整理されていないものの、食料の少なくとも30%は消費者に届く前に失われているとされる。ブラジル・スーパーマーケット協会(Abras)によれば、スーパーマーケットだけでも食料の無駄による損失額は71億レアルに上り、この部門の純売上高の約2%に相当するという。オ・テンポ紙ネット版が2月25日付で伝えた。

持続可能農業科学評議会(CCAS)の副会長で、宣伝マーケティング大学(ESPM)農業ビジネス学部のコリオラノ・シャビエル教授は、「生産チェーンでの問題は、物流、取扱い、保管だけでなく、文化的な問題、消費者の習慣も含まれている」と述べている。FAOによれば、輸送では、陸上で17%、取り扱いとストックの際に22%が失われているという。

報道では、こうした状況の改善に向けたブラジル国内のNGO(非政府組織)バンコ・デ・アリメントス(食料バンク)の活動が紹介されている。大サンパウロ都市圏で活動する同団体は、スーパーマーケットや卸売業者などの企業50社から1カ月あたり平均30トンの食料を集めており、これらの食料を42機関に配布し、2万2000人の食事を支援しているという。

同NGOのジェシカ・リマ栄養士は、「『見た目が悪い』という理由だけで販売されない食品を利用しているが、消費するには完璧な状態にある」と説明している。同栄養士は、ブラジル人には食べ物の浪費を考える習慣がないとして、「ブラジルには、外観のきれいな果物や野菜だけを購入するという考え方がある」と述べている。FAOによると、果物や野菜の損失は55%、根菜や塊茎(芋など)は40%に達しているという。

食料の無駄をなくすための取組みは、一般市民の習慣も変えている。報道で紹介された小学校教師の女性は、必要なものだけを買うために週のうちに何度も青果店に行くという。全ての食品を使い、外皮と種子は堆肥にしている。「全部利用している。でも皆は、消費する事や車のトランクを袋で一杯にする行為、そして社会的な良い条件などを気にしていると思う。しかし、それは全く関係がない」と語っている。(サンパウロ新聞)

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