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物流へのデザイン提案を グラットン・アソシエイツ株式会社インタビュー

今回はビジネスを実際に立ち上げ、奮闘されている起業者のインタビュー記事です。 柏の東葛テクノプラザを拠点に物流業界への様々なデザイン提案を行っているグラットン・アソシエイツ株式会社の新林社長に話を聞く機会を設けてもらいました。

代表取締役の新林氏は大学を卒業後一部上場企業に20歳代での海外勤務を含め14年間勤務しその後30代で外資系企業の部長、40歳代で本部長、外資系グローバル企業にてSCM部門の立ち上げの経験というビジネスマンとしての花道を歩んでいましたが54歳の時、ご本人曰く「賢い人はあまりおやりいならない選択」のSCMを核にしたコンサルティング ファームを起業し、3期目を迎えようとしています。その起業秘話、思いをご一緒にお聞きしましょう。

早速ですが、物流をデザインするというと聞き慣れない言葉ですが。。

形がないものを見える化する、また今迄見えていたものと違ったものをご用意する、このような定義を物流をデザインする、と弊社ではしています。

例えば荷物が多く、荷物の形があわないため、10tトラックに全部詰め込めないため 10tトラックと4tトラックのあわせて2台運送しなければならない状況があった とします。

10tトラック=35,000円

4tトラック= 19,600円

それぞれ運送料が発生するので、4tトラック分19,600円が輸送会社様にとっても赤字になってしまいます。 これを運送会社様と荷主様にとっても利益となる提案をしなくてはならないと考えデザインすると…

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10tトラックの上に4tトラック分の荷物を乗せて走らせる。これで最初から10tトラック1台で運べて、且つ10t車の料金が上がって40,000円でも利益が出るのでお客様に受けれてもらえ、荷主様と輸送会社様双方にメリットになります。ここが物流をデザインする、といったことになります。

 

-分かりました。では起業されたきっかけというのも

はい。3つの理由がありますが、冒頭お話しした見方を変えてみるということで、分かってしまえばコロンブスの卵ですが、裏付けのある面白い提案がクライアントに出来ること。楽しいことだからやってみよう、というのが一つ目の理由ですね(笑)。

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2つ目としてノウハウがあるので実体験に基づいたご提案ができることです。柏から全国の事業所に荷物を配送されているお客様に最初提案させて頂いた時には、お客様も既に工夫されて単価もぎりぎりまで下げ、色々な輸送会社を使っているのでこれ以上コスト削減は難しいだろう、と言われましたが、運用している業務を徹底的に分析・見直しをすることでコスト削減を提案できました。目をつけたのが同じ日に同じ支店に4つ送り状を送っていた箇所で、これを一つのパッケージに収めることができ、45%コストを下げることができることが分かりました。

-すごいですね

ええ。本当にすごいことだと思います。こちらのお客様にはその場で契約を頂きました。例えば売上高10億円の会社が2億円売上挙げるのは大変なことですが、現在行っている事業を見直す事で2億円の売上を拡大するより、足下にある宝物を探そうといった仕組みをご案内することが弊社の物流をデザインなのですが、今申し上げたことを実施することで、同様以上のインパクトを与えることができます。何か新しい事をするのではなく、今やっているビジネスに宝物が隠されているという考えで、一緒に見つけていきましょう、というノウハウを持っているので、提案していきたいというのが起業した2つめになります。

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-ありがとうございます。最後の3つめの理由についてもお聞かせ下さい

1と2は自分がやりたいこと、面白い事・自分の得意分野をあげましたが、3つ目としてマーケットがあるのか、という点ですが、現在ドライバー不足が問題になっている問題があります。

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ドライバーが足りない、ということで物流業界はドライバー確保していかなくてはいけないので、ドライバーの賃金も年々上がっています。この状態は困っている方が結構いらっしゃる、というところで儲かるじゃないか(笑)、とこうゆうポジションです。

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-ドライバー不足は深刻ですよね。オフィスや家に配達してくれるドライバーの方も年配の方が増えている感じがします。それでは起業してみて気づいた点、困ったことなどありますか

何が変わったというとto do listを必ずやっていましたが、これをやめました。やめてなにをしたかというとDream listに変えました。こんなのやりたいよねというDream listなんですが、たんなるやりたいリストではなく、thnking treeの裏付けをとっています。

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-最初実績がない状態でお客様を獲得するというのは大変だと思いますが、どのように開拓されましたか

元々茨城に住んでいたのですが、こちらで仕事を始めるにあたりまず柏商工会議所に相談させて頂いたところからスタートしました。研究開発型インキュベーション施設として、また技術支援機関でもあるという中小企業が集まっている東葛テクノプラザオフィスに移りましたが、これも商工会議所からの紹介になります。そして企業の交流会でセミナーを開いて話を聞いてもらい、知合いになった弁理士の先生から商標登録した方がいいという提案も受け、昨年SCMコンシェルジュの登録をしました。これは日本ではまだ私しかいません。いないといいますか知られてはいないんですが(笑)。こういったきっかけで始まりました。

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-コンシェルジュとして具体的にはどのような提案をお客様に提案されるのですか

ブレーンストーミングで社員のやる気を

改善にあたり弊社はブレーンストーミングを中心においています。あるお客様の事務所で日曜日に倉庫担当者、ドライバー、配車担当者、事務、マネージメントの方スタッフも含めてブレーンストーミングを行いました。最初は日曜日という休みのせいもあってみなさんやる気はなかったのですが、午後の発表の段階となったら顔つきも変わり、ノリノリになって参加頂きました(笑)。これは科学的な分析だけでは不十分で、スタッフのやる気が必要であり、ブレーンストーミングすることでスタッフ自身がコミットされる、という面から実施しています。

-今後のビジョンについてお聞かせ下さい

物流企業様と製造業様の関係をwin-winの関係に

物流会社様は製造業様から見た時にコストセンターと見なされる事が多く、叩いて安くするという考えしかありませんでした。一方物流企業様から製造業様を見ると言われた事しかできない、やるしかない、そんな関係でしたがそこの間にブリッジとして入らせて頂き、色々な条件、情報、データ分析をしたり話を聞いたりして様々な作業の中で、今迄見えてなかった事、同じことなのですが見方を変えることで両者にとって継続的な関係、メリットが生まれる提案・改善をしていきます。こんなことをHappyでわくわくすることをやっていきたいなぁと思っている所存です。

shinbayashiceo

以上グラットン・アソシエイツ株式代表 新林様のインタビューでした。ちなみに社名のグラットンは食いしん坊の意味で、しっかり食べて骨太の企業に一緒になりましょう、といった意味だそうです。一緒にというところがポイントですね。

いろいろ興味深い話でしたが、最後の方で出てきた社員のやる気というのは、トップダウン形式ではなく、スタッフ側から、または双方から改善案を出して問題解決をしていく事が日本は南米、アジア大陸、中東、アフリカ、また欧州や北米(は知りませんが)といった他の地域のスタッフより普通にできていると思います。(日本が呼ばれている。ハーバード大学が教える「日本の価値」)

(資料提供:グラットン・アソシエイツ株式代表)

グラットン・アソシエイツ株式会社
会社概要  住 所: 千葉県柏市柏の葉 5-4-6 東葛テクノプラザ 5072
 連絡先: ☎ 04-7132-1789 MOBILE:080-5447-2168
e-mail:y.shimbayashigluttonassociates@outlook.jp

 

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