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IoTスタートアップに最適なサービス”b-Pass”

2017年3月21日、アスキースタートアップによるハードウェアとIoTのカンファレンスイベント“IoT&H/W BIZDAY 3”が開催された。会場ではスタートアップによるハードウェア、IoTサービスの展示が並ぶ中、3月からスタートした、ソニーネットワークコミュニケーションズの“b-Pass”も披露された。

「新たな事業機会を逃さない」スタートアップを支えるサービス

b-Passは、認証システムの構築から継続的な課金、カスタマーサービスまでの業務を、ソニーネットワークコミュニケーションズが一括代行するサービス。インターネットプロバイダー“So-net(ソネット)”を20年以上運営してきた実績とそのインフラを活用し、会員管理だけでなく請求や集金といった決済代行などの業務まで請け負うのが特徴で、継続的な課金が見込める“リカーリングビジネス”向けのサービスとなっている。

b-Passのサービス。認証から支払い管理まで、一括して委託できるワンストップサービスが特徴。課金についても、定額から都度、従量まで様々な課金システムに柔軟に対応する

「IoTやシェアリングエコノミーといった新しいビジネスが続々と誕生している現在、ユーザーの利用が、モノを購入して所有するというだけの『売り切り型』から、『サービスを継続して利用する』という方向にシフトしつつあると思っています」と話すのは、b-Passを起ち上げた、ソニーネットワークコミュニケーションズNB推進部RBS課の中川潤氏。

そこで中川氏は、自社がもっている事業基盤やインフラを活用して、こうした新しいサービスのマネタイズに必要な業務を請け負うことに着目した。それがb-Passの前身である“RBS(リカーリングビジネスサポート)”だ。

RBSの企画が始まったのは2015年の1月。開発を始めるにあたって、まず中川氏はベンチャーキャピタルやスタートアップ数十社にインタビューを行ない、どんなサービスが求められているかを幅広くヒアリングした。そこでRBSの提案を行なったところ、「ありそうでなかったサービス」として広く受け入れられたという。

「アイデアを出して検討を始めたのは2015年からでしたが、b-Passは全社横断型のプロジェクトでして、業務設計、開発、CSなど、各部署からキーマンを選出し、b-Passの開発を行なってきました」

決済代行を請け負う会社は国内でも数社あるが、b-Passはそれにくわえて、請求や集金代行等の業務まで一括して請け負ってくれるという点がポイントだ。さらに、b-Passを正式サービスするにあたって、企業側が一括管理できる“ダッシュボード”を2017年3月に追加した。

b-Passはフロントのないサービスのため、企業側は現在売り上げや顧客の状況がどうなっているのかわかりづらい。そこで、情報を一元管理できるダッシュボードを提供することで、売り上げやユーザーの契約状況といったものを可視化できるようにしたという。

ダッシュボードのメニュー。サービス状況がリアルタイムに反映され、売り上げなどもグラフで可視化できる。

ソネットが蓄積してきた信頼性の高い技術とインフラを活用

もうひとつ、b-Passには大きな強みがある。それは同社のもつ信頼性だ。

昨今、個人情報流失などが問題になっており、決済システムの安全性がより重要視されている。スタートアップに限らず、大手企業にとっても、こうした認証や決済システムの安全かつ堅牢な構築については頭を悩ますところだ。

安全性という部分でも、ソニーネットワークコミュニケーションズではPCI DSS(PCIデータセキュリティスタンダード)という、カード情報を扱うにあたっての厳格な審査の認証を受けており、b-Passもそれに準拠した形で運営されている。

b-Passを活用すれば、サービスに直接的に直結しない所謂“ノンコア業務”の部分、課金や請求といった会員管理や請求代行を、ソニーネットワークコミュニケーションズが代行してくれるため、その分、スタートアップは本来のサービス開発に注力できるというわけだ。

一連の認証、課金、請求業務やダッシュボードについても、元々ソネットが使っている事業基盤を活用して提供しているため、信頼性にも実績があり、コスト的なメリットも大きい。「もともと既存のものを生かすことでコストを下げ、ユーザーに提供する際のコストにも転換しています」と中川氏。

「サービスに直接関与しないマネタイズに必要な業務は、弊社で引き受けますので、安心してb-Passを使っていただき、サービス進化に集中していただければと思います」として、今後はスタートアップのみならず、新規事業展開に二の足をふんでいた大手、中堅企業にもb-Passの活用をアピールしていく。(ASCII)

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