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イスラエルのスタートアップが見せてくれる近未来

もはや私たちの日常生活に欠かせなくなった携帯電話。デジタル化がさらに進む世界で近未来には、サイバー攻撃対策として徹底的に暗号化されたコミュニケーションが当たり前になるだろう。

イスラエル発のスマホ「Solarin」なら、軍用レベルの暗号技術で安全性を実現する。現在、価格は約1万6000ドル(約170万円)とかなり割高だが、技術が進化すれば、同社の新しいスマホ「Finney」のように平均的な価格になっていくだろう。999ドル(約10万円)の「Finney」はブロックチェーン技術と仮想通貨のウォレットも搭載しており、安全に仮想通貨も保管できるデバイスが当たり前になる。

また近未来の世界では、莫大なデータの蓄積によって得られた情報が人の動線を左右する。例えば大気汚染だ。今、世界では8人に1人が、大気汚染が原因で死亡しており、世界人口の92%が危険なレベルの大気汚染の中で暮らしている。大気の汚れがもたらす健康被害などによる経済的な損失は年に5兆ドルともいわれる。そこでスタートアップ「BreezoMeter」を使えば、生活圏内で天候や時間によって変化し続ける汚染のホットスポットを天気予報のように確認でき、不必要な露出を避け、身を守ることができる。

医療の分野に目をやると、現在、世界各地で医師不足が問題となっている。イスラエルでもその影響で検査に使われるエックス線写真などの4割はきちんと読まれない現実があり、病変の見逃しが起きている。

スタートアップ「Zebra Medical Vision」のテクノロジーが導入された近未来の病院では、AIが病変の見逃しを防いでくれる。「Zebra」は過去のエックス線やMRIなどの莫大なイメージを蓄積してディープ・ラーニングし、見逃しを大幅に減少させる。現時点では50の疾患をカバーしており、各分野で「Zebra」が経験豊富なベテラン医師のような力を発揮する。

また健康を維持するには、日々、食事に気をつける必要がある。そこに登場するのが、「SuperMeat」だ。私たちが普段食べている重要な蛋白源である鶏肉を培養し、ラボの中で人工的に作り出す。そうすることで、鶏を飼育するのに必要な土地や発生する二酸化炭素、水の使用を90%以上減らし、感染や病気などのリスクもほぼなくなる蛋白源を生み出す。味と成分は普通の鶏肉と同じだ。

彼氏や彼女をデートに誘うのに最適なスタートアップもある。「bitemojo」のつまみ食いアプリを使えば、街中でオススメの食べ物や飲み物のコースを提案してくれるため、デートで重宝するだろう。近未来には、自分でデートコースを考える必要もなくなるかもしれない。

もう結婚して家庭を持ち、子供を学校に通わせている人たちには、スタートアップの「Keepers」が必要になるかもしれない。「Keepers」はサイバーいじめ対策システムだ。現在、米国では18歳未満の21%がサイバー空間のいじめに遭った経験があるなど、サイバー空間のいじめはすでに世界的に深刻な問題なっている。保護者がSNSやメッセージなどを監視し、いじめの兆候を早い段階で拾い、保護者に知らせることが可能になる。

工事では予算が大幅にオーバーしたり、工期が遅れたりするのは常だ。「SiteAware」は、デジタル技術でそんなコストを45%も削減するドローンを使った2D、3D、4Dのシミュレーションでミスや無駄を見つけ出す。建築物の効率性を高めることにつながるのだ。

趣味の分野でも、近未来にはこんな便利なものが登場する。まず読書は「読む」から「聞く」にシフトするかもしれない。スタートアップの「OrCam」が提供するメガネに装着できる小型デバイスは、本や新聞などに指をかざすだけで文字を読み上げてくれる。また目の不自由な人や、人の顔を覚えられない人のために、目の前に来た人の名前や情報を教えてくれる顔認証もできる。

またスタートアップ「Lofic」は音楽好きにはたまらないアプリだ。世界中のミュージシャンそれぞれがヴォーカルやギター、ベースなど音を足していくことで新しい楽曲が生まれる仕組みで、それを公開することもできる。

このように、これまでとは違った世界の到来を予感させる数多くのスタートアップが、イスラエルには息づいている。もしかしたら、私たち日本人の生活も、根本的にこれらイスラエル発のスタートアップに囲まれたものになるかもしれない。(Fobes Japan)

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